自閉スペクトラム症って?

発達障害

こんにちは
まりゅです
少し自閉スペクトラム症に焦点を当てて書いていこうと思います。
自閉スペクトラム症は発達障害の一種で、前までは自閉症やアスペルガー症候群と呼ばれていたものになります。
これらは呼び名は違っていたんですが、特徴に重なる部分が多いということで、現在では自閉スペクトラム症という名前で統一されています。
ですので自閉スペクトラム症で統一される前に診断が付いた人は、自閉症やアスペルガー症候群の診断名になっています。
つまりこんな感じの図になります。

自閉スペクトラム症の特徴

自閉スペクトラム症の特徴としては、コミュニケーションの苦手さや、こだわりの強さ、社会性の弱さなど多くの特徴があります。
ではそれぞれを見ていきましょう。

・コミュニケーションが苦手・・・これは純粋に相手とのやり取りが苦手ということです。例えば会話が成立しないや、例え話が通じない、社交辞令が通じない、冗談が通じないなどが挙げられます。また、アイコンタクトがわからない、視線が合わないなどの特徴があります

・こだわりの強さ・・・これは自分が必要だと思い込んだらその行為をしないと気が済まないほどの執着心を持って行動をするということです。例えば何か作業をするときに、必ずこの道具を使い、この場所で、この方法でやるといったものです。他の人からしたらどうでもいいようなことでも本人はそこに強いこだわりがあるので、その行動を無理やり止めようとしたらパニックを起こす可能性もあります。

・社会性の弱さ・・・これは集団行動や他の人との興味関心の共有が難しい、あるいは自分の立場がわからないなど社会性に対する問題です。例えば自分の立場がわからないと、自分の役割を放り出して他人の役割を奪いにいきます。これは家や学校ではお手伝いの範囲として捉えられるのでいいのですが、もし会社でこれをすると自分の仕事をせずに他人の邪魔をする人というレッテルだけが貼られる行為になってしまいます。

自閉スペクトラム症の原因

自閉スペクトラム症を持っていると社会で生きにくいと感じる人が多いのは事実です。ではこの障害に原因はあるのでしょうか。
結論として「原因は不明です」
生まれた時から脳の特徴として起こるので、原因もわからなければ治療法もありません。
なので、勉強すれば治るとか、親の躾が悪いとか、話すのが苦手だから頭が悪いとかそんな話じゃないんですね。
ですので、よく言われる親の育て方が悪いとかは関係ありません。

生きにくいままなのか

では自閉スペクトラム症の人は一生行きにくいままなのでしょうか。私の考えでは、世の中のことを知り、自分の得意を活かすことで生きやすい世の中になると考えています。
他の人と違う特徴があるならばそれを社会で有効利用すればいいですし、実際にそれでうまく立ち回っている人もいます。
例えば自分の好きなことに没頭している人は研究者になる人もいますし、音楽家や芸術家もスペクトラムの人は多くいます。コツコツ地道に働くのが好きな人は会社員になり徐々に社会的地位を獲得している人もいます。
生きやすい・生きにくいを決めるのは自分が社会でどのような立ち振る舞いをすればいいのかを知るところから始まると思います。ですので、まずは自分には何が向いているのか、何なら不安を少なく行動できるのか、じゃあそれはどういった場所で行われているのかなどをまず考えたり調べたりしましょう。
自分の居場所が見つかれば案外生きやすい世の中になりますので諦めずに自分を見つめ直すことが重要になります。